動植物・地質・歴史にふれる旅④ -リオ州の山岳地帯◇ポーランド移民との交流

今日は、リオデジャネイロ市の

北に位置する山岳の町

Santa Maria Madalenaで出会った


ポーランドから移住した人たちとの

交流をお伝えします。


*


この地方には

19世紀以降、ポーランドから多くの移住者が定住し、

独特の文化がみられます。


山あいには

ドイツを思わせる街並みも多く

ブラジルと中央ヨーロッパの文化が

溶け合ってきました。






昼間、滝や奥地のツアーを

ガイドしてくれた女性の誘いで

夜は、星を観察する

アストロ・ツアーに参加しました。



訪ねたのは、

Sitio -シチオ と呼ばれる

郊外の別荘です。


ラテンアメリカの Dark Sky Park

と称され、町からはだいぶ離れていました。




大きな木を囲んで

ポーランド流ガーデンパーティー。


5時間以上かけての食事!


人生で一番長いディナーで

深夜0時まで

お祭りのような夜を過ごしました。





おなかすいちゃったんですけど〜


長いディナーということは

乾杯までに2時間。


ポーランドの皆さんが

入れ替わり立ち替わり

長~いお話を聴かせてくれました。





乾杯には小さなグラスに

ウォッカが配られました。


キノコやナッツの入ったラードをパンに塗って

ピクルスとともに前菜に進みます。





ジャガイモの焼ける焚火を囲み、



メインディッシュは

ビーツ、チーズ、キャベツのヨーグルト和え、

そして、たくさんの料理の中心は

ブタ肉やソーセージでした。


*


私は家族に、

ハンガリーにルーツをもつメンバーがあります。


ブタの脚を煮込んだご馳走や

ジャガイモ、キャベツ、があって

スラブ文化との共通性を感じました。


*


0時まで待ちましたが、

空は少し雲に覆われて、期待した満天の星は見えませんでした。


5月はブラジルでは晩秋。

雲があって、寒さも少しは凌げたのかもしれません。



奥地の丘に広がるこの公園は


ポーランドからの移住者たちが

「星の町」と宣言し


「煙を吐く工場は、ぼくたちは誘致しないんだ」

と話していました。


虹のスペクトルの話や、

天文の話を聴いて楽しみました。


*


このシリーズでは、

この大地に生きる暮らしをお伝えしてきました。


次はいよいよラスト。


植物を学ぶエコツアーに参加した話に続きます。


どうぞお楽しみに。





【関連記事】



◆松本乃里子の活動・サイトマップはこちらです◆





ブラジルの絵本箱

Vida cotidiana   em São Paulo ◆サンパウロ生活◆ 街に溢れる色彩 あったかいハート そして笑顔 日常のひとコマを 道端からお届けします      松本乃里子      - Jan.2021

0コメント

  • 1000 / 1000