日本語教育に美術教育をつなげる取り組み2022 -サンパウロ便り
- Sessão de estudo para Concurso Nacional de alunos de Escola de Língua Japonesa -
ブラジル日本語センターのプロジェクトのひとつに
日本語教育に絵画教育を採り入れる取り組みがあります。
今月、同センターにて
絵画教育に関する
ブラジル全国の先生方との学習会が開かれ
実践レポートとして
講義をさせていただきました。
作品コンクール部門別勉強会
会場とオンラインの
ハイブリッド形式で
日本語を学ぶ生徒さんたちとの
絵画現場での経験を発表させていただき
続いて
実技編として
全国からのオンラインの先生方と
会場の先生方がひとつになって
童心に戻って絵を描く時間も楽しみました。
年間を通して
造形・色彩・自己表現、そして
それを日本語教育につなげるプロジェクトは
このあと絵画コンクールの作品募集の形で実を結びます。
*
私がお伝えしたのは絵画の指導体験ですが
他の部門、
書道、作文、そしてイラスト・マンガについても
各講師が担当し、大きな学びのシリーズとなりました。
谷川俊太郎さんの詩集「せんはうたう」から
短い詩をいくつかご紹介して
そのイメージで
先生方が思い思いの絵を描く実技の時間。
先生方とともにに実際に絵筆やクレパスを使って
絵を描いてみる時間は有意義でした。
会場とオンラインの画面から
笑い声もあふれ出し、
最後に見せっこをして記念写真を撮りました。
「絵はうまく描かないと」・・
そんな古い観念がどうしても見え隠れする絵画教育の部門ですが
絵は心の解放、
言葉と感情や体感をつなげる自由な世界なのだということを
全国の先生方と共有しました。
楽しい時間を感謝しています。
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