質実剛健ミナス料理 -サンパウロ便り
- uns pratos de Minas Gerais -
前回は、陽光あふれる北東部海岸の
バイーア料理をお伝えしました。
今日は、バイーアの古都ともつながる
山岳地帯の太陽のもとで培われた
しっかりと食べ応えのある
ミナス料理の話です。
ミナス・ジェライス州は
サンパウロとリオの北側に位置する
険しい山の土地。
州の名前、Minas Gerais は
ありとあらゆる鉱物が採れる、という意味です。
金、鉄鉱石、それから
日本でも人気の
「ブラジルといえば」の天然石の数々も
多くの種類がここを主要産地の一つとしています。
サンパウロのわが家の近くにも
ミナス料理の店はたくさんあって
日常の食事として人気です。
サトウキビを原料とする焼酎
ピンガ -pinga の産地としても知られています。
何といってもブラジルの国民的料理は
フェイジョアーダ!
豚や手作りソーセージ、黒豆を
玉ねぎとニンニクでコトコトと煮込み
コウベと呼ばれる青菜炒めや
マンジオッカ粉を炒めたファロッファ、
そしてオレンジ、もっといろいろな付け合わせをお供に
下の画像のような土鍋に入って
どかーんと登場。
土鍋の横は
干し肉 -Carne de Sol で
意味は「太陽のビーフ」です。
付け合わせは
マンジオッカ芋のから揚げ、
青菜炒め、
そして手前は、アングー -angu
これは、マッシュしたコーンミールです。
ミナス州は、ブラジルの歴史に
大きく関わる土地。
レストランの壁には
そんな歴史を物語る図鑑のように
古い紙幣が飾られています。
*
ブラジルで典型的な土地と料理について
前回の古都バイーア、そして
今回の山岳のミナス
この二つをご紹介しました。
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