大通りの喧騒・歴史のグラフィティー -サンパウロ便り

- Street Art na Rua da Consolação "história de São Paulo e hoje" -




わが家から徒歩圏内にある

照明器具の専門街。


といっても

秋葉原みたいに町ぐるみじゃなくて、

大きな老舗が数軒なんだけど


ひとつひとつの店舗が巨大なので

照明器具が彼方まで続いている感じ。



朝早く、開店前のシャッターには

いっぱいに描かれた

歴史グラフィティーが壮観です


なんてみごとペインティングなんだろう


昔から

感心して見守ってきました



これは

1930年代のサンパウロなんだろうな


石畳の道に、車もけっこうあって

高い建物もある


ハットをかぶった人たちが歩いているかもしれないです




この地点から2キロほどで

旧中心街ともいえるダウンタウン


"みんなでやっちゃった感" たっぷりの

こんなラクガキだらけです▼


色彩で訴えるアートといっちゃえば楽しいけど


やっぱりこれはただのラクガキonラクガキ。

行き交う人は、眉をひそめて足早に・・



一方、

電気店のモノクロ歴史絵巻は

格別の趣向で目を引く作品です


サンパウロっ子は

こうした世界観が大好きなのね。



特にわたしが驚いてるのは


10年ちかく前から

このグラフィティーが

いっぺんもラクガキされずに保たれていること。


夜はガードマンを雇っているのかしら。




大通りの喧騒はすごいけど

いつも中央分離帯から

感心しながら眺めています




そう。yamamura電気って▲

日系人がつくった

格調高い老舗なのね






ブラジルの絵本箱

Vida cotidiana   em São Paulo ◆サンパウロ生活◆ 街に溢れる色彩 あったかいハート そして笑顔 日常のひとコマを 道端からお届けします      松本乃里子      - Jan.2021

0コメント

  • 1000 / 1000