想いをつなげる手仕事の世界 -サンパウロ便り
こんにちは、乃里子 Ivoryです。
今日は、人と人との心をつなぐ手仕事の世界の話をします。
*
私は、ぶきっちょなほうなんですけどね
それでも
手で何かを作るのはけっこう好きです。
小中学生時代、
刺しゅうや編み物をしながら
この手から何かが生まれる感覚が楽しくて
幸せに浸ったおぼえがあります。
*
サンパウロ生活を始めてからは
手工芸で活躍する女性たちと
出会う機会が増えました。
服作り、陶芸、染色、
メタルアート、クラフト、
彼女たちの活動は
多岐に渡っています。
サンパウロ中心部の大きな公園では
友人たちがにぎやかに
おしゃべりしながら手を動かす
刺しゅうプロジェクトがあって
パンデミック前までは
よく出かけて行って楽しみました。
刺しゅうやレースワークを
自作の詩集にあしらっているのは
大切な友だち、カミーラです。
彼女は、挿絵画家でもあって
ポルトガル語の俳句集に挿画を描き
表紙に布のワークをあしらって出版しています。
こんな繊細な
折り紙細工を作るファティマは
小児がん病棟の子どもたちのために
毛糸で素敵なウイッグを作るプロジェクトに
私を誘ってくれました。
お住まいに押しかけて
作り方を丁寧に教えてもらって
私も少し作りましたが
この活動は、パンデミックで
休止してしまいました。
⋆
時代が様変わりし、
終了してしまったプロジェクトも多く
ふと寂しい気持ちになる時があります。
手仕事を囲んで
人と人の想いがつながるこんな温かい時間・・
近い将来
こうした時間が戻ってくることを
心から願っています。
【関連記事】
◆松本乃里子の活動・リンクツリーはこちらです◆
0コメント