美術界で長い活動歴をもつToyota Yutaka さんの作品展 -サンパウロ便り
- a exposição de Yutaka Toyota 2024 -
90代の造形作家・豊田豊さんは
若き日に日本からブラジルへ渡りました。
金属によるモニュメントなど
その前に立つと圧倒される大きな作品が
ブラジル各地や近隣国、北米に置かれています。
今年も作品展が開かれ、
原色のボードとミラーとの織り成す世界を
見せていただきました。
会場には、いつもながら
多くの美術家が集まって
楽しく語り合います。
往年の作品の中で
このシリーズは、今回の画集の表紙を飾っています:
画家として、また詩人、俳優として
やはりサンパウロの芸術界で活動を続ける
Kaneko Kenichi さん
金子謙一さんの言葉は
作品の前に立つ者に大きな感動を与えます。
『作品の中に世界が映り込んで
作品の前に立つ私たちが参加し、
刻々と移ろいゆく様が醸す世界』
まさに、その通りです。
*
日本出身の表現者が、こうして
芸術界に大きな影響を与えてきたサンパウロ。
すでに若い時代から
新しい時代を手中に収め
世界に作品を発信してきた
Toyota Yutakaさんは
どんな時も変わらない
穏やかで優しいまなざしをもって
先を歩くリーダーとして
私たちに未来の在り方を示してくれています。
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ブラジル最大美術・工芸の公募展には
こうしたブラジルにて半世紀以上活動する美術・工芸家の作品が集められています
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