通り雨のあとで -サンパウロ便り
- Depois da pancada da chuva -
南半球では夏至まであと1か月。
11月ともなると
一天にわかにかき曇って
激しい雨がざぁっと通り過ぎる季節。
私がひそかに「白雨 -しろあめ」と呼ぶ
視界がまっしろになって何も見えなくなる雨。
道路の側溝が川のようになってしまう雨。
それでも
それは30分も続くことはなくて
1時間後には、まるで何ごともなかったかのように
太陽が照りつけて道路もカラカラに乾いてしまいます。
そんな「無茶降り」の雨のあと、
通り道の垣根では、愛らしい花が姿を見せてくれました。
もうすぐひらく
次のつぼみも覗いてる。
あら、それよりもっと赤ちゃんの、
幼いつぼみも顔を覗かせています。
あらら、まだつぼみになるまえの
羽のような花芽も見つけたよ。
雨上がりの街路では
いつもの花のファミリーが
ふっくらとみずみずしい夢をみせてくれました。
【通り雨】
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