画材を買いに行く愉しみ -サンパウロ便り

- o prazer das compras de materiais da pintura -



学生時代に油絵を描いていた頃


学校帰りに寄り道をして

お茶の水の画材屋さんに入る時間が楽しみでした。



その街には

楽器屋さん、

古本屋さん、

スキー用品屋さんも並んでいました。


学生街です。


楽器屋さんもスキー屋さんも大好きだったけど

画材屋さんの宇宙は格別でした。



今は、あの頃みたいに絵を描くことは少ないです。


が、


サンパウロにも画材屋さん街があって

そちらに足が向くだけで


あの頃と同じ、

とびきりのウキウキ気分にタイムスリップです。




絵の具、


キャンヴァス、





額縁、





色って

ホントに生活のビタミンですね。



この街には

楽しさと

いたずらと魔法、そして

生きるためのヒントがいっぱいあって。






まだ絵を描きはじめてもいないのに

なぜそんなに楽しいのかは謎ですけどね。




学生時代のあそび心

そこにピタリとチューニングできる空間

・・だからなんだとおもいます。







この街で過ごす時間


それは

創造性にあふれて

ただ歩いているだけで

私の夢へのエアポート。



まだ見ぬ土地へと誘われる

子どものように無邪気になれる

搭乗ゲートなのです。





ブラジルの絵本箱

Vida cotidiana   em São Paulo ◆サンパウロ生活◆ 街に溢れる色彩 あったかいハート そして笑顔 日常のひとコマを 道端からお届けします      松本乃里子      - Jan.2021

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