街はカーニバル2025! -サンパウロ便り
今年も始まりました。
「ブラジルといえば」のカーニバル。
日本では「カーニバル」というだけで
なぜかもれなく
「リオの」が付いてくるのが不思議です。
商業パレードのあれのことなんですね。
*
リオじゃなくても
それぞれの街で、
それぞれの路上で、
カーニバルの主役は
そこで生活する住民たちなんです。
日常の延長で踊って楽しむ
Bloco -ブロッコと呼ばれる街の祭り。
カーニバルの中心は
こうした生活の場で繰り広げられます。
*
今年は、3月4日の火曜日が
盛り上がりのラスト、
カーニバルの祝日に当たります。
パレードには
大音響のラジオカーに挟まれて
今年は記録的なアツさのせいで
巨大な散水車も出動。
その周りでは
ポップコーン -pipoca と呼ばれる
住民たちの踊りが弾けます。
子どもたちも
年配の皆さんも
素肌キラキラ、ずぶぬれで
踊って笑って愉しんでいます。
もちろん私も踊ります。
先週末のプレカーニバルで幕が開き、
今週末からが本番のカーニバル、
そして来週末は
後夜祭カーニバル -Pós Carnaval、
年に一度のお祭りは、
そう簡単には終わりそうにありません。
豪雪の北半球と
散水ホースでびしょびしょの南半球。
地球は小さくなったかに見えて
そんなことは全然ありませんね。
そして。
祭りが終わって静まり返った街には
こんな諺が待ってます。
「暑さ寒さもカーニバル」
北の世界も南の世界も
太陽が次のページへ移動しますね。
日本は、華やぐ春へ。
そして、サンパウロは
小さい秋を迎えることになるのです。
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